まだうちの子0歳児だけど、英語教育したほうがいいの?
本記事では、下記内容を説明します。
- 0歳時に英語教育は必要か
- 具体的にどんな英語教育をすればよいのか
- 0歳児の英語教育によるネガティブ面
この記事を書いている私自身は非ネイティブで独学で英語力をビジネスレベルまで持ってきました。一方で、15歳年下の妹は0歳児から親に教育をされたため幼いころから英語耳を持っていました。
私自身、大人になってから海外での仕事など英語の必要性を感じる経験が多かったため、できるだけ我が子には楽して英語を身につけさせてあげたいと思っています。
19年に子供を出産しましたので、我が子に英語教育をした経験に沿って説明します。
※この文章はCHILD RESERCH NET、ネブラスカ大学リンカーン校の記事などを参考にさせていただきました。
0歳時に英語教育は効果的なのか
また超早期英語教育は基本的に早ければ早いほうがよいと言われていますが、耳を鍛える英語教育については4か月~10か月が最も有効です。
0歳児は英語の耳の黄金期である
その理由は0歳児の間は音を聴くことへの感受性が最も高い時期であり、世界の何語でも話せる能力を持っています。
例えば、英語の周波数は、2000~15000ヘルツですが、日本語の周波数は1500ヘルツ以下です。
幼児期に日本語しか聞かないでいると、1500ヘルツ以上の音を聞き取る能力が発達しないのです。
また、0歳児はオウムのように、大人の行動や言葉をそのままそっくり真似しようとしますよね。
実際に真似できるようになるのは1歳を超えてからになりますが、言葉にできなくても耳ではどんどん聞き取れる音の幅を発達させています。
この耳の黄金期は4か月から6か月をピークにして10か月ごろまでで徐々に失速し、1歳が終わるころに急速に失われていくのです。
加えて、子どものうちから母国語以外の言葉を学ぶと頭が良くなるというのは、科学的にも証明されているのです。
早い段階で英語で遊ぶことで、苦手意識をなくす
赤ちゃんの時から、英語で歌を歌ったり遊んだりすることで慣れ親しむことができます。
大人になってから改めて英語を学ぶとき、苦手意識がなくなります。
実際に0歳児に効果のある英語教育とは
英語の歌をCDやテープなどで聞かせ、親が一緒に歌うのがさらに効果的!
4か月から10か月目まではBGMのように英語のCDをかけ流しだけでも効果があると言う情報もありますが、実際に生の声で触れるのことが効果的です。
お母さんが一緒に楽しそうに英語の歌を歌ってみると赤ちゃんも真似しようとします。
また、英語の歌に合わせて赤ちゃんの手足を動かしたり、お母さんがダンスしてみせるのも喜びます。
月齢の低い赤ちゃんは歌うことはできませんが、語り掛けられることで自分の中で経験として残ります。
英語のカラフルな絵本を見せて読み聞かせる
英語の絵本の読み聞かせも効果的です。
人の生の声で赤ちゃんへ読み聞かせることで、絵とともに英単語を覚えることができます。
また、絵本のほうが動画よりも赤ちゃんの想像力を働かせるのに効果的です。
アルファベット表やおもちゃで一緒に遊ぶ。
生の英語と触れ合うことが一番の方法になります。
赤ちゃんをネイティブの人と遊ばせるいうのが一番良い方法かもしれませんが、それはなかなか難しいのでアルファベットの表などを広げて、お母さんが指差しで、発音して聞かせるのがいいでしょう。
またおもちゃやぬいぐるみなど、実際のものを使って英語で説明したりしましょう。
例えば、動物園などの本物や実物に会わせて、英語の単語で説明するのもよいですね。
それが難しい場合は、動物なども本物の写真を使って説明をすると赤ちゃんの興味をそそりましょう。
0歳児に英語教育を反対する意見について
その心配は果たして必要でしょうか。
検証していきたいと思います。
日本語が不完全にならないか
一般的な日本人夫婦の家庭である場合は、そこまで気にする必要がありません。
海外在住であり、子供が通う保育園が完全にインターナショナルスクールである場合は、読み書きに関しては家庭学習で十分に訓練して身に着ける必要があるでしょう。
日本語は読み書きに関しては同音異義語の多さや3種類の字があったり、多言語に比べてやや複雑だからです。
ただし日本人同士の夫婦の場合は赤ちゃんが耳にする言葉は90%以上が日本語になります。
また、生まれる前に赤ちゃんが一番最初に発達する器官は耳であり、妊娠6か月目くらいから胎児は耳が聴こえるといわれています。
おなかの中でも赤ちゃんはお母さんの日本語を聴きながら成長してきています。
そもそも日本語100%の環境で育ってきた私たちですら、日本の義務教育の授業を通して漢字や、敬語、正しい句読点の使い方、文章を読む力を身につけたりしてきました。
また、社会人になってからも引き続き敬語を学んだりしている人がほとんどですよね。
両親が日本人同士で日本の幼稚園や保育園、小学校などに通っているという環境では、乳児の英語教育による日本語の遅れを心配する必要はないと言えます。
両親の英語力が必要ではないか
先にも述べたように、両親のどちらかが英語母語話者であるに越したことはありません。
早い段階で、ネイティブの英語と日常的に触れ合う赤ちゃんは英語を話せるようになるスピードが速いです。
ですが赤ちゃんが英語に親しむという意味では、関わる人の英語力はほぼ問わないといっても過言ではありません。
日常だれとも使わない言語に対してはすぐに赤ちゃんは興味を失っていくのでコミュニケーションの中で、簡単な会話でもいいので英語を積極的に取り入れていくことが大切なのです。
赤ちゃんに長時間動画を見せることは発達上よくない
これは英語学習に限りませんが、動画を流すのは長くても1日30分程度にとどめるべきです。
英語ネイティブではない親は、ついつい英語の歌や動画を流しがちです。
テレビのほうが発音がきれいだから…と考えてしまいますが、これは間違いです。
赤ちゃんは言葉をわかってきたら、テレビから言葉を覚えるわけではありません。
テレビや動画からは、言葉よりも先に鮮やかな動く光や色に心を奪われて言葉はほぼ聴いていないのです。
もし動画を見た場合は、その見た内容について赤ちゃんに語り掛けて英語を覚えさせるのがよいでしょう。
年齢が上がってきたら、動画よりもワークブックや英語のゲームが効果的ですね。
0歳児教育ではバイリンガルにはならない
0歳時教育は英語耳を鍛えるのに有効ですが、それだけでバイリンガルに育てるのは難しいでしょう。
当たり前なのですが、日本語も赤ちゃんの時から何年もかけて徐々に言葉を覚えていきます。
継続的に英語での語りかけをしていくことでバイリンガルに育てることは可能ですが、赤ちゃんのときから圧倒的な英語シャワーの量を増やすしか方法はないでしょう。
英語を聴きやすいかは赤ちゃんの頃にどれだけ多くの音を聴いたかに依存します。
将来的に続けて英語を勉強するとき、聴こえる周波数が広いためリスニングは格段に楽になりますし、英語アレルギーもなくなるという意味で効果的です。
まとめ
以上のことから、0歳児に英語教育をすることは効果的です。
赤ちゃんに効果的な英語教育法は下記の3つです。
また、0歳から英語教育をする上で不安な点は下記4つありますが、そこまで気にする必要がないと言えます。
これを機会に赤ちゃんと英語を使って遊んでみてくださいね。
コメント