令和型 駐在妻ヒエラルキーをわかりやすいようでわかりにくく解説する

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駐妻界ってこんなイメージでしょうか?

果たしてこれは現実なのか、駐在妻のヒエラルキーの実態について駐妻歴4か国目の私が考察しました。

夫の職業がそのまま自分の地位に。よく言われる駐在妻のヒエラルキー。

結論、私は違うと思います。
駐妻の価値が、「夫の職業」から「自分たち自身の価値」に変わってきていると思うのです。


海外4カ国目の駐妻。私が感じたリアルな駐在妻体験をもとに書きました。
目次

平成型 駐在妻のヒエラルキー

まずこれが一般的に言われる駐在妻のヒエラルキーのようです。


ググったらこうでてきたけど・・?でもこれって多分古い!

国際機関と独法は同じなのか、地銀はどこに入るの?などいろいろとつっこみどころ満載ですが・・

個人的にこれは「平成型 駐在妻ヒエラルキー」だと思っています。

でも、ここ最近、つまり令和になってからって違うと私は考えています。
令和版とマッチしないと私が考えている理由は下記3つの駐妻の現実があるから。


駐在妻の現実① 
駐妻会では夫の職業を聞いてはいけない
駐在妻の現実② 
駐妻会では夫の職業より情報通のほうが地位が上
駐在妻の現実③ 
平成型ヒエラルキー上位の人ほど駐在したら世帯年収が増えない

順番にサクっと見ていきましょう。

駐在妻の現実① 駐妻会では夫の職業を聞いてはいけない

暗黙の了解で、駐在妻たちは互いに夫の職業を聞いてはいけません。

初対面では会社名はもちろん、業種さえ聞くのはご法度とされています。
習い事などで新しく友達になった駐妻同士の夫が発注元と下請けだったら気まずい、そんな気持ちがあるからです。

だから旧ヒエラルキーの下請けメーカー妻が大手メーカー妻にひれ伏す。
なんてことは見たことがありません・・(私だけ?)

ヒエラルキーのトップだとされる大使夫人に見下される。もありません。

自分が偉いわけじゃありませんからね。

私は夫の同僚の奥様以外に夫の職業を言ったことも聞かれたこともありません。


駐在する前には前任の奥様に「旦那の職業は絶対いっちゃだめ」と言われたくらい。

この上下関係は同じ社内の駐妻会の中でのみの発生に限られます。

上司の奥様には多少気を使いますけど、だからって嫌がらせされたり、とか基本ないです。
ご安心を。

じゃあ何が怖いんでしょう?

駐在妻の現実② 駐妻会では夫の職業より情報通のほうが地位が上

海外は、日本と同じように情報が手に入るわけじゃないありません。
日本以上に正しい情報を手に入れることが困難になりますし、国によっては情報がないことが直接
ライフラインに影響するかもしれません。

つまり、夫の職業よりもより情報を持っているかどうかの方が駐妻界においては重要になります。

先進国であったとしても「ここのカフェがいま割引きしてるらしいよ」とかいうどうでもいい情報をいち早くゲットしている人に人が集まるようになります。

知っていますか?駐在妻の一番の娯楽を。

そうです。うわさ話です。

使える情報、もしくは面白い情報を持っているひとが重宝されるのはなんとなくわかりますよね。


つまり権力以上に情報に人が集まるのね。でもそしたら大使館妻とか重要な情報が早く手に入りそうじゃない・・?

す、するどい・・それはそうなんだけど、実は家族も守秘義務があって、情報があるからと言ってSNSで拡散したりしちゃダメなのよ。

政府系機関の家族はパスポートも外交旅券になり、国の代表とみなされます。
(※政府系機関・国際機関といっても細かく規定はわかれているので一概に言えません。)

厳しい守秘義務や規則があるので、なんでもかんでも自由にできるわけでは、実はないんですね。

駐在妻の現実③ ヒエラルキー上位の人ほど駐在したら世帯年収が増えない

一般的に駐在員のお給料は増えます。

しかし多くの家庭では海外駐在=世帯年収が増えるわけではありません。

特に忘れてはいけないのは、旧ヒエラルキーの上層部にいる駐在妻たちはもともと彼女たちの年収も夫と同じくらいかそれ以上に稼いでいる場合が非常に多いのです。

それがまるまるゼロになったらどうなるでしょう?
夫の給料にたとえ色がつこうと、2倍までになる会社は稀です。

そう、それにヒエラルキーの上から順番に給料が多いわけではないのです。

令和型 駐在妻のヒエラルキー


こちらが経験から考える令和のヒエラルキーです。
これは夫の職業ではなく、駐在妻自身の職業です。


あくまで私が感じた駐在妻のヒエラルキーです。

近年の駐在妻はかなり変化してきています。

彼女たちは昼間お茶して悪口言っているだけではありません。(それもしてるかもしれないけど)
ここではよりシビアに自分自身が評価されます。

具体的にどんな人種か順番に見ていきましょう。

駐在妻のヒエラルキー 1位 インフルエンサー妻

一番上をインフルエンサー妻にしました。

ここでのインフルエンサーはある程度有名なインスタグラマーだったりブロガーだったりを情報強者を指します。

その国の情報に詳しい人になるケースが多く、そうすると意外にも現地人妻や長年住んでいる人が有利です。

ここだけは平成型ヒエラルキーとは逆転する可能性があるかのように見えつつ、多くの場合は大手企業の金持ち駐在員妻です。

なぜなら、自分が目立つと夫の職業についても話題される機会が増え、めちゃくちゃ叩かれるからです(笑)

海外では日本人向けの情報発信は企業サイトよりもインフルエンサーのブログ、SNS、情報誌のほうが強いです。

多くの日本人は日本語で発信するものしか見ませんし、お店の情報とかレビューって企業の紹介よりも実際に使った人のレビューのほうが気になりますよね?

日本人のある程度多い都市に関しては、必然的に宣伝したい日本人向けの外食店舗・美容院などはインフルエンサーに媚び、情報を早く渡したがります。

そういったスパイラルからインフルエンサーにはより情報が集まるようになるのです。


彼女たちのインスタは、ほんとにオススメしてんのかPRなのかは見極め重要!

その人たちと友達であることでまた自分もプチインフルエンサー化を狙えるので、そこにそれ以外の駐在妻の多くも群がります。
そうやって彼女たちは一定の地位を築き上げていきます。

駐在妻のヒエラルキー 2位 自分で起業妻

自分で起業しちゃう人。

起業とまでは言わないまでも個人事業主として活躍する駐在妻もここに含めます。

今や影響力を武器にすれば自分で起業できちゃう時代。これは≒インフルエンサー妻のケースも多いのですが、駐妻をしながら新しいビジネスになるものを作っちゃった人です。

この起業家妻たちに多いパターンはインフルエンサー妻と仲良くしてPRしてもらい、絶対優位の非常に怖いコミュニティを作り上げています

私のイメージでは、PRだけを生業にしているひとが「インフルエンサー妻」、自分の商材をもってビジネスにしたひとが「起業家妻」です。

よくインスタグラムなどで、オリジナルのアクセサリーや服をオンライン販売している人をみませんか?そしてそれをリポストしているインフルエンサーを。

これは私の穿った見方かもしれないですが、そのコミュニティってなんのために仲良くしているのでしょうか・・・?
ちょっと考えてみてほしいです。

駐在妻のヒエラルキー 3位 MBA妻

MBA妻は上の2カテゴリーとは少し毛色が変わりますね。


駐妻なのにMBAとるの?

そう、駐在妻中の猶予の期間に学位または修士をとろうとするひとたちのこと。

これはアメリカやイギリスなどの英語圏に比較的多くみられる意識高い系駐在妻です。

ハイスペ駐妻たちはビザの関係で働けないからと言って、決してYoutubeで時間を潰したりしません。(笑)

大学院で勉強することには、「英語そもそもできるんですアピール」と、「駐妻なのにさらに学歴つけちゃうわたしすごいアピール」が含まれています。

彼女たちの特徴としては、上記の学なしのインフルエンサー妻(学ある場合も正直多い)を学歴や収入でやや見下しつつも、必要に応じて媚びるというスキルを身に着けています。もともと社畜出身が多い所以でしょう。

そして忘れてはいけないのは、大学院に行くには非常に高いコストがかかるということ。中にも自分も社費留学を取り付ける恐ろしいハイスペ妻だという場合もあるけど。

どっちにしてもこの人たちはもともと自分たちも経済的に自立した妻たちでしょう。


駐在妻なのに、その間に学歴もつけちゃうなんてすごすぎ・・

また、稀ですがこのカテゴリーについては上記の2カテゴリとの兼業の駐在妻もいます。

つまり、大学院で勉強しながら、インスタグラマーしてるみたいな層を指します。
はい、最強ですね・・

駐在妻のヒエラルキー 中間層 働く妻

続いて4位、5位は現地で働く妻です。

現地就職のハードルの高さは以前別の記事でも書きましたが、最近は徐々に働く駐妻も増えてきました。

最近では、何も現地就職しなくても家で在宅ワークや副業するひとも多いので、その人たちはここに入ります。副業に興味のある方はこちらも参考にしてください。

駐在妻に多いのはブログから初めて見る人ですね。私もそうです。

子なしの若い駐在妻であれば、生活になれてくると暇すぎて働きたいという人が一定数現れます。

そんな中、ある程度収入が自分で作れるようになると、自分の自由に使えるお金があるという点で少しだけうらやましがられる存在になれます。

私も、現地就職を経験したことがあります。
現地就職体験談はこちらです。

駐在妻のヒエラルキー 下位層 普通のひと

最後の2つはつまり、上の層以外の普通の人ですね!

わたしを含めて駐在妻のほとんどがこの層ではないでしょうか?

主に友達とひたすら遊びまくるリア充駐妻とU-NEXTを見て過ごすひきこもり駐妻のどちらかですね。

ここでいうひきこもり駐妻はこのヒエラルキーの下位、というよりはもはやこの界隈に関わりたくない、外から見ているという方が近いかもしれません。


ひきこもりってU-NEXTでバチェロレッテ見てるって、これ私かな・・(笑)

そういう世界と関わらずにひきこもっているのも、それはそれで幸せですね。

海外でバチェロレッテ見る方法はこちら

ここまで読んでいただいて気づいた人もいるかもしれませんが、このカテゴリーを2つ以上掛け持ちしてる駐在妻もいますよね。

なので、一概にはハッキリ分けられるものではないですね。

令和型 駐在妻のヒエラルキー まとめ

最後に怖いことを言いますね。

「夫の駐在について海外につれてこられた可哀想な駐在妻」を演じていればよかったですが、良くも悪くも新型コロナウイルスの影響で場所を選ばず、仕事や勉強ができるようになってしまいました。

「駐在妻」の名に甘んじいられるのはあと何年でしょう。

個人的な意見ですが、「駐在妻のヒエラルキー」は平成型、令和型とカテゴリーは変化してきました。でもその中の「夫の職業のせい・・」という言い訳はいつまで使えるのでしょうか?

自分自身が評価されることも十分こわいですよね。

この猶予の期間を活用したいな、と思った人はこちらも参照してもらえると嬉しいです。

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駐在妻は暇じゃない!駐在妻を再定義 駐在妻って勝ち組でしょうか? それとも、海外駐在は女性にとって人生のリセットボタン? 私の場合は「家族で海外に住みたい。」と「仕事はつづけたい。」の両方でした...


以上が、私が思う令和型駐在妻のヒエラルキーでした。
しかし一概にこれだけとは言えませんね。

駐在妻のマウンティングは旦那の職業・住んでるところ・自分のプレゼンスの他に子ども有り無しなどいろいろありますからね。

そんなことに囚われずに自分のやりたいことをやって帰国後につなげていきましょうね。

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コメント

コメント一覧 (5件)

  • 平成型は「旦那の褌を相撲を取る人」
    令和型は「自分で土俵に上がる人」なんですね
    マウント行為を除けば自立心と自発性があって令和型は健全に思います

    • コメントありがとうございます!あくまで私の意見ですが、最近は「自分で土俵に上がる」素敵な駐在妻さんが多い印象ですね。素敵です。

  • 初めまして。突然のメッセージですみません。
    ネットニュースサイトで海外の生活事情について執筆しています斉藤と申します。
    取材の申し込みをしたく、書き込みさせていただきました。
    お忙しい中恐縮ですが、ご連絡いただけると大変助かります。
    よろしくお願いします。

    • 斉藤様
       
      お問い合わせありがとうございます!
      ぜひ検討させていただきたく。
      ご登録先に直接メールさせていただいてもよろしいでしょうか?
      うわばみ

      • ありがとうございます。直接メールいただければ助かります。
        よろしくお願いします。

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