海外から転職活動したい。登録できる転職エージェント、転職サイトは?
2022年春から夏に海外より転職活動で複数のエージェントとサイトを使ったので、そのときの所感についてお伝えします。
海外にいるうちから日本のエージェントを使って転職活動を始めておきたいですよね。
日本に帰った後はバタバタするので、海外にいるうちから活動を始めるのは賢い選択です。
しかしながら海外在住者は登録することができないエージェントも実はあるのです。
今回は海外在住者に役に立つ海外からも使える転職エージェント・サイトを比較しました。
大手のエージェントはだいたい海外からは使用できない。
海外から就活するなら、転職サイトがおすすめ!!
\ 海外経験を活かすならここ/
海外から大手転職エージェントは使えない?
多くの転職エージェントは海外から使うことはできません。
規制されているのは下記の大手4社です。
- リクルートエージェント*
- マイナビエージェント
- DODA
- パソナ
リクルートエージェントについては登録可能の国が主要21カ国に制限されているので、一部の国では使用可能。
とりあえず大手と思って登録しようにも海外の住所では受け付けてくれません。
実際に海外から登録したところ、私はマイナビ、DODA、パソナには明確に利用できないといわれ、リクルートは使えたよ。
リクルートエージェントは海外居住者の利用を制限していますが、海外赴任者が多い国ベスト20のうち19カ国(除くマレーシア)は利用することができます。
各エージェントに履歴書は登録できても、応募ができないので、履歴書や個人情報の登録の時間が無駄になってしまうので気をつけましょう。
なぜ海外からは転職エージェントは使えないのか?
日本の「職業安定法」という法律上、海外在住者に対する案件紹介には制約がかかるためです。
法律上は日本のエージェントが海外にいる人を紹介してはいけないというルールのようですね。
転職エージェントが海外居住者に案件を紹介する場合、現地に取次機関(支店など)を設け、そこを通して間接的に案件を紹介する場合のみ認められています。
ということは転職サイトも海外居住者は使えないの?
結論からいうと、転職サイトは海外居住者でも使うことができます。
海外居住者が自分で仕事を探すのはOKです。
つまり同じリクルートが運営していますが、リクナビNEXT
転職サイトと転職エージェントの違い
転職サイト:自分で好きな求人を探して応募。登録しておくだけでスカウトが来るのが特徴。
転職エージェント:キャリアコンサルタントが一人ひとりついて、応募→面接→入社までフォローしてくれる。自分に合った求人を選んでくれるのが特徴。
海外居住者におすすめ転職エージェント・転職サイト比較
今回紹介したい転職エージェントは下記です。
- JACリクルートメント
- ランスタッド
- DYM就職
パソナキャリア(海外では使えなくなりました)
求人数は正確には非公開のところが多いので、対象年代、業種、職種、得意とする業種、職種を比較してみました。
転職 エージェント | 対象 年代 | 向いている人 | 強い業種 | 強い職種 |
---|---|---|---|---|
JACリクルートメント | 30代~50代 | ハイキャリア | 外資系、 IT系、 金融 | 営業、 管理部門、 技術職 |
ランスタッド | 30代~50代 | ハイキャリア | 医療、 消費財、 メーカー、 テクノロジー | 人事、 労務、 経理 |
DYM転職 | 20代~30代 | 初めての転職向き | 全般、 ものづくり | 営業、 技術職、 企画、 マーケティング |
パソナキャリア | 20代~30代 | 総合 | 医療、 IT、 メーカー、 テクノロジー、 不動産、 消費財、 金融、 コンサル | 営業、 管理部門 |
ではそれぞれ詳しくメリット・デメリットを見てみましょう。
転職エージェント① JACリクルートメント
海外とのネットワークに一番強いといえるのはJACリクルートメント。
海外転職にはもちろん、海外からの帰国転職にも強いハイキャリア向けのエージェントです。
求人はハイキャリア向けの良質なものが多く、その約6割は非公開求人とも言われています。
一方で、求人数はリクルートなどの大手と比べると少ないのではという口コミもあります。
私は海外現地就職と、海外からの帰国の際に2回お世話になりましたが、日本の就職は正直キャリアコンサルタントによるって感じでした。
同じく株式会社ジェイ エイ シー リクルートメントが経営する転職サイトは外資転職.comがあります。
今すぐにアドバイザーに相談したりするよりは求人を見ながら様子見したい人には転職サイトがおすすめです。
\ ミドル層の転職はここ/
転職エージェント② ランスタッド
ランスタッドは日本でこそその名前はあまり有名ではないですが、世界トップクラスの転職サービスです。1960年オランダで設立され、現在39か国、拠点数では4,700以上も。
実は日本にも130以上の拠点がある大手です。
求人数は少なめですが、公開求人の8割以上が年収800万以上の案件と言われるほどハイキャリアの求人が揃っているのが特徴です。
また求人の8割が非公開求人です。
口コミをみるとキャリアドバザーが専門分野に特化している分、ハマればすごく良い求人がみつかるけど、自分と合わないと微妙という声もあるね。
経験として私は個人的にビミョーでした。
紹介された求人は良かったですが、職務経歴書の添削をしてもらおうと思ってキャリアコンサルタントに提出した書類をそのまま確認せずにコンサルタントが企業応募に提出してしまったので、ちょっと適当すぎ。。。と正直思いました。
\ ハイキャリア転職なら /
転職エージェント③ DYM就職
DMY就職は初めて転職活動をしようと考えている20代から30代前半の転職エージェントです。
紹介された求人はほぼ面接までいけることが特徴です。
第二新卒をはじめ既卒を含めた若手人材を対象とした転職サービスで、正社員へのキャリアアップをしたい人にも向いています
学歴ハードルも低いので誰にでもすぐ仕事が見つかるエージェントといえるね。
一方で学歴や職歴がある人にとっては紹介される求人はややもの足りないのではという口コミもあります。
また高学歴な人にとっては、学歴職歴を加味したハイキャリア向け求人の紹介はあまり得意ではないので、ややもったいない印象です。
\ 門下が開かれている /
転職エージェント④ パソナキャリア
パソナキャリアは2007年に設立の転職エージェントですが、DODAやマイナビに次ぐ求人数の多さです。
大手ですが、社内教育制度が徹底されているためアドバイザーのサポートの質が安定しているのが特徴です。
またパソナキャリアで転職した人の67.1%が収入アップを実現しているというのはキャリアアップにはもってこいのエージェントといえますね。
一方で、総合転職エージェントなので案件数は多いものの専門的な職の紹介はあまり得意ではありません。
汎用的な仕事の場合はパソナで求人を見つけるのは最適ですが、専門的なスキルがある人にとっては特価型エージェントの方があなたによりあった求人は見つけやすいかもしれません。
\総合型転職の大手/
海外居住者におすすめ転職サイト
いますぐに転職始めるわけじゃないけど、自分のペースで仕事探ししたい人には転職サイトがおすすめ。
エージェントに登録するとすぐにアドバイザーと面談する必要がありますが、転職サイトならすぐに面談する必要はありません。
登録してレジュメを登録しておけば、スカウトが来るので放置でOKです。
今回比較したの下記4社です。
それぞれ比較してみました。
転職サイト | タイプ | 公開求人数 | スカウト | ブロック機能 | 年収交渉 |
---|---|---|---|---|---|
リクナビNEXT | 総合型 | 48,052件 | ○ | ○ | ✕ |
ビズリーチ | ハイクラス | 123,988件 | ○ | ○ | ○ |
転職サイト① リクナビNEXT
リクナビNEXTは大手リクルートが運営する転職サイトです。
最大手なだけあり、その求人数や職種や業種の取り扱いも幅広いので、自分の業種以外にも気になる求人を見つけられたという声も多いです。
また洗礼されたサービスや診断ツールが充実しておりサイトも使いやすいのが特徴です。
一方で、スカウトメールやオファーメールはすごい量届くので重要なものが埋もれて見落としてしまったりする可能性はあります。
リクナビNEXTから届くメールは実際すごいので、不要なメールは配信停止しないとすごいことになりますね。
\ 経歴書のダウンロードもここから /
転職サイト② ビズリーチ
ビズリーチはキャリアアップを目指すハイキャリア向けの転職サイトです。
紹介される求人も年収600万円以上の案件で質は間違いないですが、ビズリーチの登録自体もある程度の職歴がないと却下されてしまいます。
またビズリーチはスタンダード会員は無料で登録ができますが、転職エージェントのように自分から企業に応募することができません。
無料会員の場合は企業からのスカウトを待つのみです。
有料会員になれば気になった求人に応募することができます。
\年収600万円以上の求人なら/
海外居住者におすすめ転職エージェント・転職サイト比較 まとめ
今回は海外から使えるおすすめのエージェントという観点で紹介しました。
残念ながら大手のリクルートエージェント、マイナビ、DODAは使えないので他のエージェントの登録から始めてみましょう。
下記4つはどれも特色が異なるので自分にあったものを選んでみてください。
また、転職アドバイザーと面談するにはまだ早いけど、早めに求人を眺めておきたいという人には転職サイトの登録がおすすめです。
ビズリーチは有料会員がありますが、基本的にすべて無料で使うことができます。
海外にいるうちから準備していくことが海外居住者の転職のカギとなります。
転職エージェントと転職サイトはうまく使い分けをして行きましょう。
コメント
コメント一覧 (4件)
[…] 海外帰国後のキャリアどうする?リンクトインで転職活動する方法海外在住者でも登録できる転職エージェント […]
[…] 海外帰国後のキャリアどうする?リンクトインで転職活動する方法海外在住者でも登録できる転職エージェント […]
[…] 海外帰国後のキャリアどうする?リンクトインで転職活動する方法海外在住者でも登録できる転職エージェント […]
[…] 海外帰国後のキャリアどうする?リンクトインで転職活動する方法海外在住者でも登録できる転職エージェント […]